東京生まれ東京育ち鮹姫の漁日記


by ama_takohime

Abalone Fishing Diary 海女漁日記Day11/7月2日

Day11 


今日は別のポイントへ。

そこは 海女になる前に泳がせてもらって、発見した薄ーい棚のある場所。

いつも その辺りは多くの海女さん海士さん達が 潜っている場所なので、
アワビももう居ないだろうと思って行ってみたんだけど。。。


何となくそのポイントへ向かってみたら、海藻の生え方は変わっていたものの、
すぐに解った。049.gif

3年前の当時の事が蘇る。




あの時はお盆の前で お盆中は3〜4日漁がお休みになるその前日の事だった。

薄ーい棚の奥に ワンサカ ワンサカ アワビが居た。
でも、ワタシの短い 磯がねでは 届かない。
それに、幾ら練習と言えども 水あげしない身分で そんなの剥がす訳にはいかない。

で、 近くを通りかかった 海士さんS太郎氏に声を掛けた。
『S太郎さ〜ん!!ここにいっぱい居るから取って行って〜!!』

すると S太郎さん 
『今獲らなくても、そっとしておけば来年もそこにいるよ』って。。。

なんと、おおらかなんだろう。
その余裕っぷりは 大海女だからこそか?

そんな海女のタマゴが見つけた獲物を横取りする程落ちぶれていないと言うアピールか?
優しさと寛大さにちょっと感動した瞬間。

で、お盆開けに同じ場所に行って覗いてみた。
ん〜♪やっぱり まだいる。
移動してる気配は無かった。

大きいのはものすごく奥で薄ーい棚なので、体は入らない。
相当長い磯がねじゃないと届かない。

ワタシは。
来年自分が漁業権を取得して 晴れて海女になった時に 真っ先にそこのポイントへ行ってみようと
暗くなってアワビが安心出来るように棚の入り口に大きめの石を詰めて 練習潜りの夏を終えた。



翌年の 海女1年生の年。
真っ先に 初日の漁日 そこへ向かった。
場所は水面からの 灯台と岩の目印で すぐにたどり着けた。

カーブした棚は健在。
でも、詰めた石は無かった。
恐る恐る棚を覗くと。。。

さらに成長し大きくなった黒あわびが手前に。。。♪
うれしかったね〜
奴らとの再会。053.gif


と。
そんな想い出を思い出しながら 再びそのポイントに来た。
今年は海女3年生。

毎年毎年の思いを思い出しながら泳ぐ潜る。
毎回アワビとの遭遇は感動する。
大きいのに遭遇すれば 感動を通り越して興奮する。

毎日多くの海女さんが潜っているから、もう空っぽだと
ダメ元で
想い出の棚を覗く。。。


お〜!!!
いる〜〜!!

この場所は アワビにとって、快適なハウスなのだね。
しかし、全部は規定サイズより小さい為 大きめのだけ剥がして
また 来年と誓う。


なんだ かんだ ダメ元で 行ってみたいつもと違う場所だったけど、
好調にアワビと出会えた。
昨日ほどの大黒には出会えず、比較的小ぶりだけど規定以上のサイズだったし。
ま、いいか〜  雨もザーザー降って来たので 上がった。
でも、本当は
まだこの3倍は 漁として獲りたい。

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ウニとホラ貝は今日来る友達に お裾分け。
なぜならば、ウニもホラ貝も買い取りして貰えないので、
好きな人に食べてもらいたい。


寒くなかったら、もっと水の中に居たい。。。。。。



昨日ホットカプセル飲み忘れて 寒い思いをしたので、今日はちゃんと飲んだ。
それに ホットジェルも塗った。





エントリーする場所で イシダイ狙いの釣りおじさん達とちょっと話す。
大原の漁師さんが一人。

ワタシのピンクのフィンを見て 驚いていたけど。
ピンクのフィンだから たいして獲れないだろうと思ってたみたいで。。。(笑!)
(ん、たしかに たいして獲れてないんだけど、でも、色で決めつけるな!)
たまりに何枚か入っているアワビを見て、驚いてた。。。(笑!)

「一度入水したら、手ぶらで上がる訳にはいかないし。ちょっとは獲って来ますよ〜」
「この3倍は獲りたいですけどね」

ってな会話をし、
大原の漁師さんに 漁期が終わったら、
大原で何か漁の手伝いをさせろ!と ちょっと脅迫してみた!
で、電話番号を教えてもらった。

これって、中年オヤジにをナンパした事になる?046.gif



ちなみに、大原は潜り漁の時はウエット着用可だそうで、
今ではカジメはあっても、アワビ、サザエは 根こそぎ獲りすぎて絶滅してしまったらしい。

だから ウエット無しのワタシ達のエリアは誇りです。049.gif019.gif
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by ama_takohime | 2011-07-02 23:47 | 海女漁